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The Magic No.49(ザ・マジック)

2022-09-26The Magic(デアゴスティーニ),和書,国内マジック道具,国内映像,技法,映像,,道具カード,クロースアップ

書誌情報

発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2021/1/26
定価 1,657円+税

【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約22分)
絵札の予言

基本テクニック講座
カードの扱い方㉖
ドリブル・フォース:ドリブルを利用したフォース技法です。

サイド・スチール:相手のカードをデックの中ほどに入れたように見せて、密かに横から抜き取る難易度高めの技法です。

絵札の予言(Court Card Prediction)

2人の観客に1枚ずつカードを選んでもらい、2枚ともデックに戻して混ぜてしまいます。デックを細かくカットしながら1人目の観客にストップをかけてもらうと、丁度そこから選んだカードの1枚目が現れます。そして2枚目も当てようとしますが意外な結末が待っています。

観客が選んだカードを探し当てて示す方法は沢山ありますが、これは負担が少ない割に観客のウケが良い、ある意味プロっぽい手順です。

ルーン
ルーン
複数枚のカードをフォースする練習曲にもなりますのでレッツトライ。

ライジング・カード(Rising Card)

3人の観客に1枚ずつカードを選んでもらい、すべてデックに戻して混ぜてしまいます。演者がデックを縦に持ち、おまじないをかけると1人目のカードがデックからせり上がってきます。2人目のカードは擦って静電気を起こした人差し指に吸い付くように上がってきて、3人目のカードはデックにハンカチをかけても上がってきます。

これもカード当ての一種ですが、デックを垂直に立てて見せるので現象が多くの観客に分かりやすいことと、アニメーション効果によるインパクトの強さもあって非常に人気のあるプロットです。方法も多種多様で、精巧に作られたギミック・デックを使ったり、秘密の道具を使うものもありますが、ここではレギュラー・デックで即席に演じられる3段構成の手順を解説しています。また、この手順は複数枚のカードをコントロールする練習にもなります。考えてみると今号は複数枚のカードのフォースやコントロールがテーマなのかもしれません。やり方はいくらでもあるので自分がやりやすい方法を探すのも手順構成の訓練になると思います。

ルーン
ルーン
1段目の原案は、ケン・クレンツェル(Ken Krenzel)の「On The Up and Up」です。デックを微妙な状態でキープしなくてはいけないので、スムーズに演じられるようになるには少し練習が必要です。2段目の原案は、ポール・ルポール(Paul LePaul)の「An Impromptu Rising Card Effect」です。厳密には原案とハンドリングが違うのですが(気になる人は『Card Magic of LePaul』をチェックしてみてください。※邦訳版は『ルポールのカードマジック』)、現在主流として使われているこちらのハンドリングの方が自然で簡単です。3段目はハンカチをかけておこないます。これ私は知らなかったのですが大変良いアイデアで感心しました。このアイデアだけでも今号を購入した価値があったと思いました。

付属マジックアイテム
絵札の予言:“秘密を持った”クイーンのカード2枚。

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