広告

The Magic No.85(ザ・マジック)

The Magic(デアゴスティーニ),和書,国内マジック道具,国内映像,映像,,道具カード,クロースアップ,ロープ,日用品・その他

書誌情報

発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2022/6/14
定価 1,823円(税込)

【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約24分)
ピークワレット

ピークワレット(Peek Wallet)

演者は財布を取り出して中に入っている名刺を観客に渡します。演者が後ろを向いている間、名刺の裏面にペンで好きな文字や数字を書いてもらいます。名刺の裏面が見えないように注意しながら財布の中に入れてそのままポケットにしまいます。演者は観客の心を読み取るように集中して、書かれた内容をズバリ当ててしまいます。

付属アイテムの財布は、次の86号で解説される「マリカワレット(Mullica Wallet)」という二重財布の内側になる物で、本来はそこから観客がサインしたカードが出現するのですが、このインナー・ワレット単品でピーク・ワレットとしても使えるという発想には思わずナルホド!と感心しました。財布自体はとてもよく出来ており、全体のサイズやファスナーの持ち手の大きさなどかなり使いやすく設計されています。

インターレースト・バニッシュ(Interlaced Vanish)

K4枚の間にA3枚を挟み、残りのAは観客の手の下に押さえていてもらいます。おまじないをかけると一瞬で3枚のAが消えて4枚のKだけになります。観客の手の下にあったAを表返すといつの間にかジョーカーに変化しています。演者はテーブルの脇に避けていたデックを取り上げ、カットして消えたはずの3枚のAを出現させます。最後の1枚はデックの中に無く、なんとケースの中から出現します。

考案者はポール・ハリス(Paul Harris)。1978年に『アポカリプス(Apocalypse)Vol.1-No.1』で発表されました。上記の通り、ありえない現象が次々と起こるカード・マジックの名作です。プロットのみに注目すればロイ・ウォルトン(Roy Walton)の「コレクター」の逆バージョンとも言えるでしょう。4枚のKの間に挟んだ3枚のAが消える場面はとても鮮やかで美しくすらあり、原案ならではの最後のAがケースから出現する衝撃は奇跡としか言い表せません。手順は長めですし、決して簡単ではありませんが、練習しがいのある作品です。

リングとロープ(Ring and Rope)

演者はリングとロープを取り出し、よくあらためます。ロープに結び目を作り、リングを投げ込むとその輪の中に入ってしまいます。ロープを縦に二つ折りにして両端を下に引っ張ると、リングがエレベーターのように上がっていき、頂上でロープから脱出します。

リングの動きが面白いエレベーター・ムーブは、ジャック・チャニン(Jack Chanin)の「Reverse Chanin-Off」という方法で、ダロー(Daryl)のレクチャービデオ『Expert Rope Magic Made Easy Vol.3』でも解説されています。

付属マジックアイテム
ピークワレット:秘密の仕掛けを施したメンタリスト必携の財布。

広告