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The Magic No.26(ザ・マジック)

2022-09-26The Magic(デアゴスティーニ),和書,国内マジック道具,国内映像,技法,映像,,道具カード,クロースアップ,コイン,ロープ,日用品・その他

書誌情報

発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2020/3/10
定価 1,657円+税

【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約22分)
デック
ダブルバック・カード

基本テクニック講座
シェルの原理:シェル(Shell)はコインマジックで使われる代表的なギミックで、貝殻や殻といった意味があります。ここではいくつかの活用例を紹介しています。

カラーチェンジング・デック(Color Changing Deck)

青裏のデックからジョーカーを抜き出し息を吹きかけると赤裏に変化します。今度は観客にカードを1枚指差してもらい、デックに息を吹きかけるとデック全体が赤裏に変化して観客が選んだカード1枚だけが青裏のままです。最後は選ばれたカードも赤裏に変化させ、すべてのカードが赤裏になってしまいます。

解説作品の原案は1944年にポール・カリー(Paul Curry)が『Probability Zero & the Color Changing Deck』というパンフレットで発表したダブルバック・カードを使った手順です(『カードマジック事典』にも解説されています)。ダブルバック・カードの自然な処理も考えられた良い手順で、手軽さとコマーシャル・トリックとしての魅力により瞬く間に人気テーマとなりました。原案は赤から青への変化なのですが、変化後の鮮やかさを考えるとデアゴスティーニでも解説されているような逆の変化の方が良いような気がしますし私も以前からそうしています。あと個人的には青色のデック・ケースも付いてくれば尚良かったのですが、そうならなかったということはおそらくコスト的に厳しかったのでしょうね。カラーチェンジング・デックというテーマおよびヒンズー・シャッフルを用いる手法をいつ誰が最初に考案したのかは分かりませんが『THE GREATER MAGIC』(1938年)にはジーン・ヒュガード(Jean Hugard)の「And The Spectator Blew」というシンプルな作品が解説されています。

ルーン
ルーン
ダブルバック・カードを使わないカラーチェンジング・デックで最も有名なのはダイ・バーノン(Dai Vernon)の作品で『Dai Vernon’s Inner Secret’s of Card Magic』(1959年 by Lewis Ganson)に解説されていますので興味のある人は調べてみてください。『図解カードマジック大事典』にも解説されています。

ネクタイの首抜き(Necktie Through Neck Trick)

ネクタイを自分の首に巻き付けて締めるように引っ張りますが、するりとすり抜けてしまいます。

古いトリックで「Strange Tie」と呼ばれていたようです。考案者は分かりませんでした。ロープ・マジックのカテゴリーに入れられることが多いですが、解説のようにネクタイを使えば、普段からスーツ・スタイルの人は即興で演じてみせることが可能です。

シェルを使ったコインの手順①(Shell Coin Routine 1)

観客に4枚のコインを握ってもらい、マジシャンは右手でコップを持ちます。マジシャンが左手で観客の拳に手をかざすとコップに1枚のコインが移動してしまいます。

観客の手を使った不可能性の高い「Coins to Glass」です。これから4段階の手順をひとつずつ解説していく予定とのことで、そのひとつ目の手順です。慣れるまでは不安のつきまとうシェルの使い方を丁寧に解説してくれています。

WELCOME TO MAGIC WORLD
マジックが楽しめるレトロ純喫茶・世田谷邪宗門とその門主、作道明氏の紹介。

付属マジックアイテム
赤バックのレギュラーデック1個
ダブルバック・カード1枚

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