The Magic N0.60(ザ・マジック)
書誌情報
発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2021/6/29
定価 1,823円(税込)
【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約24分)
クイーン切っちゃいました
クイーン切っちゃいました(Cut The Queen)
観客が心の中で自由に選んで十字に切ったクイーンのカードが、最初から目の前に置かれていたカードに見事予言されています。
考案者はHigar氏。マックス・メイビン(Max Maven)の傑作「B’wave」を彷彿させる優れた予言トリックです。「B’wave」との違いはまず十字にカットする演出。これが意外性をもたらすクライマックスとも絶妙に絡み合っていると共に、見た目の分かりやすさとインパクトの大きさで相乗効果をもたらしています。すぐに演じてみたくなる作品です。
センター・テア(Center Tear)
観客にメモ用紙を渡し、好きな数字やアルファベットなどを書いてもらいます。演者はその間後ろを向いて一切見ないようにしており、観客は書いた紙を折り畳んで文字が見えないようにします。演者はその紙をビリビリに破き火をつけて燃やしてしまいます。その炎の中からイメージを読み取り、書かれた文字をズバリ当ててしまいます。
トーン・センター(Torn Center)とも呼ばれています。この古いトリックの考案者は定かではありませんが19世紀頃の霊媒師であると言われており、長い間同業者だけの秘密とされていましたが、1920年代にマジック界に流出しました。それはイギリス生まれのカナダ人マジシャンであるシド・ローレイン(Sid Lorraine)が、1928年の冬にイギリスのケンブリッジ大学を訪れた時、そこの学生でマジシャンでもあったJ.T. ギャラス(J.T. Garrus)と会い、彼が霊媒師から学んだ「センター・テア」を教えてもらったことに端を発します。その年の暮れにイギリスから戻ったローレインは、トム・ボウヤー(Tom Bowyer)、テッド・アンネマン(Ted Annemann)、ジョー・オベット(Joe Ovette)の3人に手紙で「センター・テア」のことを伝えました(『The Purloined Thought』 by Al Mann(1990))。
ロープの手順・別法(後半)(Rope Routine another method(Part 2))
1本のロープの両端が取れて輪っかになったり、ポケットに入れた両端が真ん中に移動したりと不思議なことが次々と起こりますが最後は何の変哲もない1本のロープに戻ります。
59号で解説された前半部分の手順から繋げて演じる後半部分です。とても不思議な上にエンドクリーンで最後にロープを検めることもできます。
付属マジックアイテム
クイーン切っちゃいました:仕掛けのカード4枚セット。