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The Magic No.23(ザ・マジック)

2022-09-26The Magic(デアゴスティーニ),和書,国内マジック道具,国内映像,技法,映像,,道具カード,クロースアップ,コイン,ボール

書誌情報

発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2020/1/28
定価 1,657円+税

【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約40分)
マジック用ボール

基本テクニック講座
カードの扱い方⑱

トップ・パーム②(プロセス):パーム・ポジションへの入れ方、パームをキープする方法、パームしているカードをどのようにリリースするか、が丁寧に解説されています。

3ボール・ルーティン(3Ball Routine)

3個のボールがいつの間にか左手から右手へ移り、ポケットに入れてもまた手の中に戻ってきて、最後にはすべて消えてしまいます。

原案を遡っていくと、ひとつの型を作り上げたという意味ではバーノン・ブックと呼ばれることで有名な本『The Dai Vernon Book of Magic』(1956年)に解説されている「Three Ball Transposition」で、元々はサイレント・モーラ(Silent Mora)の「Ball and Net」の手順を近代的にアレンジしたものです。そこからダニー・アーチャー(Danny Archer)やグレート・トムソーニことジョニー・トンプソン(Johnny Thompson)、デビッド・ロス(David Roth)など多くの名人がアイデアを出しながら磨き上げてきた作品です。使用する道具自体は手の中に3個おさまるくらいの大きさであれば様々な素材で演じることが可能です。デアゴスティーニにではゴム製のボールが付属していますが、解説手順で使われているダブル・ロール・アップ(別名ダブル・ロール・アウト。1950年代にオスカー・プラテック(Oscar Platek)が考案。『Danny Archer’s 3ball Routine』で発表。)が、ゴム製ボールという素材ならではの特性を活かした技法で、とてもおこない易くなっています。100均ショップのボールだと、なかなかこうはいきません。

ルーン
ルーン
全部で4段構成と長い手順ですが、ゆっくり1段ごとに覚えて実践練習していくことも可能ですので、焦らずしっかりマスターすれば冊子に書かれているように一生の武器になることは間違いありません。

コイン・スルー・ザ・テーブル(Coins through the Table)

4枚のコインが1枚ずつテーブルを貫通します。

コインがテーブルを貫通する現象自体は古くから(少なくとも1600年代頃には)あったようですが、複数枚のレギュラーコインが1枚ずつテーブルを貫通する近代的なスタイルが完成形で発表されたのは『Magical ways and Means』にも紹介されている、アル・ベイカー(Al Baker)の「The Magical Filtration of Four Dallars」でしょう。これに触発された多くのマジシャンによって多くのバリエーションが創作されました。

ルーン
ルーン
ここではアル・ベイカーの原案に音を利用したミスディレクションなどの工夫を加えた手順が解説されており、より効果的に演じやすくなっています。

マジシャン VS ギャンブラー(Magician vs Gambler)

同じ数のカードを4枚(フォー・オブ・ア・カインド)出せた方が勝ちというマジシャンとギャンブラーの対決を再現しますが、最後に意外な逆転劇が待っています。

原案はハリー・ロレイン(Harry Lorayne)。ポール・ル・ポール(Paul Le Paul)の著書『Card Magic of Paul Le Paul』の中で解説されているドクター・デイリー(Dr.Daley)の「Bashful Queens」に影響を受けて、アート・ライル(Art Lyle)が考えたマジシャンとギャンブラーの対決ストーリー演出と組み合わせることで生まれた作品です。さらに遡るとヘンリー・ハットン(Henry Hatton)の著書『Magicians’ Tricks How They Are Done』に解説されている「Correcting a Mistake」が、マジシャンが失敗を魔法で成功に変えるというサカートリック風の演出であり、この作品が「Magician vs Gambler」の原点であるとみなされているようです。

ルーン
ルーン
カードの変化現象と飛行現象が起こりますが、パームに自信が無いのであれば最初の内は変化現象だけで終わらせても充分インパクトの強い作品だと思います。

付属マジックアイテム
専用ボール

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