広告

The Magic No.17(ザ・マジック)

2022-09-26The Magic(デアゴスティーニ),和書,国内マジック道具,国内映像,技法,映像,,道具カード,クロースアップ,テンヨー,メンタル,歴史

書誌情報

発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2019/11/5
定価 1,657円+税

【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約25分)
読心術のキューブ
ケース

基本テクニック講座
コインの扱い方⑨
ドロップ・バニッシュ:慣性の法則により起こる錯覚を利用した消失法で、コインだけでなくボールなど様々な物を消すことに応用できます。

カードの扱い方⑭
スプレッド・パス:広げたカードを揃える動作の中でパイルの上下を入れ替えてしまう高等技術です。

読心術のキューブ(Psychic CUBE)

観客は演者が後ろを向いて見ていない間にキューブの好きなマークあるいは色を選び、選んだ面を上にしてケースに入れ蓋をします。演者はケースの中を見ることができないはずなのに、まるで観客の心を読み取ったようにズバリ当ててしまいます。

透視あるいは読心術として演じられるメンタルマジックの古典作品で初心者向けとして解説されることが多いのですが、知らない人に正しく演じるとかなりの衝撃を与えることができます。比較的簡単で安全な方法や、より不可能性が高く見える方法が解説されています。色による心理テストやマークを使った透視テスト、以前の号で使ったダイスもケースとサイズが合うようになっており、個人の好みで演出が選べるように配慮されています。ケースも今後違う使い方ができるように考えられているとのこと。

ルーン
ルーン
ちなみにケースはテンヨー商品『クリスタルボックス』のケースとまったく同じサイズで作られています。単純に透視のギャグ演出として使うこともできますし、キューブのサイズとの関連性をよく観察すると色々と面白いことができそうな予感がします♪

ブラックマジック(Black Magic)

テーブルに5~6個の品物を並べ、演者が後ろを向いて見ていない間に観客がひとつ指差して選びます。助手となる人が適当に品物を示しながら演者に同じ質問していきますが、演者はズバリ当ててしまいます。

助手が協力者いわゆるサクラとなって2人組で演じるメンタルマジックです。サクラを使う以上は2人の間だけで通用する暗号が必要になるわけですが、助手の言動はすべて同じで一切怪しいところが無いように見えるのがこのトリックの優れているところです。特に難しいところもなく助手と数分程度の打ち合わせを済ませてさえおけばいつでも演じられるのでパーティーなどの余興に向いています。

デイブス・デライト(Dave’s Delight)

観客が選んだカードを当てようとして失敗したかに思えますが見事に成功するだけでなく最後に意外なクライマックスが起こります。

考案者はデイビッド・レダーマン(David Lederman)。1973年に『Super Subtle Card Miracles』で発表されました。前身であるチャーリー・ミラー(Charley Miller)の「ダンバリー・デリュージョン(The Danbury Delusion)」(1940年『The Expert Card Technique』)に4Aが出現するというクライマックスを付け足した作品となり、そのまま4Aを使ったトリックに繋げることができます。失敗したように見せて最後に成功させるサッカートリックはなかなか演技が難しく、わざとらしくならないように注意が必要です。

HISTORY OF MAGIC
賢い動物たち(Clever Animals)
文字を読んだり計算して答えを割り出す豚・犬・馬などの賢い動物(?)たちを使った芸の話。

WELCOME TO MAGIC WORLD
公益社団法人日本奇術協会(JPMA)の紹介。→コチラ

付属マジックアイテム
読心術のキューブとケース:カラフルな六面体にESPカードのマークが印刷された読心術専用キューブとケースのセット。ケースは後の号で紹介する別のマジックでも使用します。

『バイスクル・トランプコレクション』
チェーンレス(赤・青)も届きました♪

広告