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The Magic No.39(ザ・マジック)

2022-09-26The Magic(デアゴスティーニ),和書,国内マジック道具,国内映像,映像,,道具カード,クロースアップ,ダイス,メンタル,日用品・その他,液体

 

書誌情報

発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2020/9/8
定価 1,657円+税

【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約49分)
PKダイス

PKダイス(PK Dice)

5色のカラフルなダイスが入った封筒を取り出し、演者が見えないように観客にダイスを1個選んでもらい、封筒に戻してよく混ぜます。演者が念を送ると1個のダイスが封筒から飛び出してきます。それが観客が選んだ色のダイスなのです。

考案者は野島信幸氏。メンタルマジックというジャンルの中では珍しく、不思議さだけでなくビジュアル的なインパクトを持った作品です。過去号で解説された道具と組み合わせた演じ方のアイデアもDVDで紹介されています。

ニュー・ワープ(New Warp)

1枚のカードを縦に折り曲げて指で擦ると、上半分は裏向きなのに下半分は表向きになったり、あるはずのない場所にインデックスが現れたりと、まるで時空が歪んでいるような現象が目の前で起こります。

これも考案者は野島信幸氏です。原案はイギリスのカードマンであるロイ・ウォルトン(Roy Walton)が1974年に発表した「Card Warp」で、その前の年1973年にジェフ・バスビー(Jeff Busby)が発表した「Into the Fourth Dimension and Beyond」の原理を応用した改案作品です。アメリカのテレビ番組で同じくイギリスのカードマン、デレク・ディングル(Derek Dingle)が演じて有名になりました。カード・ワープの原案についてもっと詳しく知りたい方は石田隆信氏のコラムをご覧ください。原案を遡るとなんと厚川昌男氏の作品が関わっていたという大変興味深い研究結果となっています。

ルーン
ルーン
野島氏の改案は表裏の変化だけでなくインデックスの移動という多彩な現象が特徴であるにも関わらず、原案と比べて難易度はそれほど変わらないという野島氏らしいとてもユニークな作品となっています。

ドリンク入りグラスの消失(Vanishing Glass)

飲み物がたっぷり入ったグラスにハンカチをかけ、観客にまだハンカチの中にあることをしっかり確認させてから、おまじないをかけると忽然と消えてしまいます。

古典的かつ特殊な手法で知られているパーティー向けのトリックですが、私が知っていたのはコインやライターなどの小物を消す方法でした。この場合だと完全に即興で演じることも可能なのですが、さすがに液体入りのグラスとなると即興っぽくは演じられても、やはりそれなりに「準備」が必要になりますね。シチュエーションもやや限定されるので立食パーティーなどには向いていません。しかし当然ながら、消えた時のインパクトは圧倒的に液体入りグラスの方が強いです。

WELCOME TO MAGIC WORLD
日本有数のマジック・パフォーマー&クリエイターである野島伸幸(のじまのぶゆき)氏とマジックショップMAJION(マジオン)の紹介。

付属マジックアイテム
白封筒1枚、ダイス6個(白・赤・青・黄・緑・オレンジ)

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