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The Magic No.20(ザ・マジック)

2022-09-26The Magic(デアゴスティーニ),和書,国内マジック道具,国内映像,技法,映像,,道具クロースアップ,コイン,サロン・パーラー,シルク,ステージ,日用品・その他

書誌情報

発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2019/12/17
定価 1,657円+税

【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約25分)
シルクセレナーデ

基本テクニック講座
カードの扱い方⑯
スリップ・カット・フォース:ひそかに特定のカードを相手に選ばせることができる技法「フォース」の中のひとつ。

空中でのリフル・シャッフル:テーブルが無くてもリフル・シャッフルできる方法。

シルクセレナーデ(Silk Serenade)

黒いレコードを穴の開いたレコードジャケットの中に入れ、そこにシルクを通すとレコードがシルクと同じ色に変化します。3枚のレコードがカラフルに変化し、最後はレコードジャケットを開いて中を見せますがそこには何もありません。

カラフルで美しく、しかも公明正大に示せて不思議というステージ・マジックの名作です。考案者はスイスのパベル(Pavel)。石田天海賞の記念本である『THE MAGIC OF PAVEL +12』の中にも「The Original Records」として解説されています。商品としては以前からテンヨーがパベル本人と独占契約を結び、今でも販売しています。デアゴスティーニ版との違いはレコードとジャケットのデザインです。カラーレコードの3色はテンヨー版よりも少し暗めで深い色になっていて、シックで落ち着いた雰囲気。見た目も本物のドーナツ盤に近く、一言で言えば大人向け仕様となっています。ただ暗めな色だけに、特に青色の変化がテンヨー版と比べて認識しづらく、バーなどで演じる時は少し照明を明るくしてから演じた方が良いです。

ルーン
ルーン
ジャケット・デザインは監修者であるメイガスさんがお気に入りのジャズ名盤『That Old Black Magic』(キャブ・キャロウェイ)へのオマージュであるとのこと。歌詞の内容もマジックの現象とピッタリでとてもお洒落なので是非聴いてみてください。

ここでひとつ、シルクセレナーデを演じる時にとても便利で良い物を見つけたので紹介しておきます。100均ショップ・ダイソーの写真立てですが、これがレコードをディスプレイするのに丁度良いのです。

演技前はテーブルにジャケットをディスプレイしておき…

演技が始まるとジャケットを手に取り、3枚の黒いレコードをディスプレイします。

テーブル前端ギリギリに置けば左右の星形部分がフックになっているのでカラーチェンジしたレコードをシルクごとディスプレイすることができます。そして青色を一番奥に置けるのがとても都合が良いです。かなり演じやすくなりますし演技の見映えも良くなりますのでオススメです。

(テーブルナプキンを使った)コインズ・アクロス(Coins Across)

4隅に配置したコインがテーブルナプキンを貫通して1箇所に集まってしまいます。

タイトルはコインズ・アクロスとなっていますが見た目はコイン・アセンブリで、実際はコインがテーブルナプキンを連続で貫通する現象です(ややこしい…(^_^;))。テクニカルなポイントは最初だけなのでコイン・アセンブリ系の作品の中では難易度低めです。

名刺の印刷(Business card printing)

名刺を何枚か取り出しますが、どれも表裏が真っ白です。印刷機に見立てた手の中に白紙を通すと名刺が印刷されて出てきます。

フランシス・カーライル(Francis Carlyle)の有名な技法、カーライル・フォールス・ターンオーバー(Carlyle False Turnover)を利用した自己紹介マジックです。準備も負担も少なく、それでいてとても効果的なので相手に自分を印象付けたい人は是非試してみましょう。

WELCOME TO MAGIC WORLD
日本初のデック専門店、株式会社プレイフェアとその代表取締役社長を務める和泉圭佑さんの紹介。

付属マジックアイテム
シルクセレナーデ:黒レコード3枚、赤色、黄色、青色レコード各1枚、レコードジャケット1個。

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