The Magic No.82(ザ・マジック)
書誌情報
発行 デアゴスティーニ・ジャパン
監修 マジシャン・メイガス
発行日 2022/5/3
定価 1,823円(税込)
【セット内容】
冊子(オールカラー12ページ)
DVD(約23分)
ワンウェイ・デック
トス・アウト・デック(Tossed Out Deck)
輪ゴムで束ねたデックを観客に渡し、好きなところで持ち上げたカードを覗いて覚えてもらいます。同じことをあと2人の観客にやってもらい、返してもらったデックはポケットに仕舞います。演者は精神を集中して3人の観客が覚えた3枚のカードをすべて当ててしまいます。
この作品は1963年にデビッド・ホイ(David Hoy)の『The Bold and Subtle Miracles of Dr. Faust』で発表され、デックの原理自体はパーシー・ダイアコニス(Persi Diaconis)がホイの為に考案したものです。大胆且つ巧妙な策略のこの作品はオーソン・ウェルズ(Orson Welles)が好んでよく演じたことでも有名です。基本的にステージ向けの演目で、観客が多ければ多いほどバレにくいという特性を持っています。
リング4本の手順③(Four Ring Routine Part3)
4本のリングがテーブル上で奇妙な動きをして繋がったり、片手で振るだけで繋がったりして最終的にすべてのリングが外れてバラバラになってしまいます。
80号・81号で解説された4本リングの最終手順です。リングがアクロバティックな動きをする技法が多いですが決まれば格好良いパートです。
エースの予言(Ace Prediction)
観客に1枚のカードを選んで覚えてもらった後、デックに戻してよく混ぜます。演者は1枚のカードを抜き出し当ててみせようとしますが、それは観客が選んだカードではありません。しかし演者は意外な方法で観客が選んだカードを当ててしまいます。
67号で解説した「オンリー・フォー・レフト」の1枚を使ったシンプルなサッカー・トリックです。この時の記事内容が結果的にネタバレになってしまい、メイガス氏と読者の皆さんには申し訳ないことをしてしまいました…以後気を付けます。
付属マジックアイテム
ワンウェイ・デック:トス・アウト・デックで使用するギミック・デック。カードの種類はセット毎に異なっており選ぶことができません。