ゾウを消せ 天才マジシャンたちの黄金時代
書誌情報
著者 Jim Steinmeyer
訳 飯泉恵美子
初版 2006/2/28
定価 2,400円(390ページ)
登場人物
はじめに
僕とマジック
ショーのはじまり
第1章 オープニング
フーディーニの脱出技
巨匠ロベール・ウーダンの仮面をはぐ
アメリカ・マジック界のサーストン人気
フーディーニが残した謎
マジシャンとは何か
第2章 幽霊
「コルシカの落とし穴」幽霊のスター誕生
ロンドン工芸大学 科学博覧会の発明展示場
魔術幻灯
「ペッパーの幽霊」
みごとな改良案
特許訴訟
模倣者たち
未知の可能性
第3章 マジックの新世紀
降霊会でのロープ抜け術
フォックス姉妹の怪現象
ダヴェンポート兄弟の驚くべき成功
観客を利用する知恵
歴史的な出会い
第4章 透明人間
ゴースト・マジック
革新的なプロテウス・キャビネットの登場
トービンのアイデア
最高の神業師ストデア
「スフィンクス」の謎解き
空中に浮く賢者たち
第5章 座長
マジック界の名門マスケリン一族
見破られた降霊術トリック
「不思議なゴリラの檻」
ミステリーの殿堂エジプシャン・ホール
自動人形「サイコ」
華々しい嘘と秘密
ドコルタの「消える貴婦人」
第6章 天才
モリットの読心術
元囚人の「脱獄」
二〇世紀最高峰のマジシャン、デヴァント
成功への階段を下る者 催眠術マジック
成功への階段を上る者 活動写真
座長の苦境
第7章 父と子
近代マジックの父ロベールウーダン
師匠と弟子
回顧録の謎
反乱を鎮圧したマジック
天才フーディーニの成功物語
「父」への思い
燃え上がる憎しみ
玉座への野心
第8章 盗まれた秘密
空中浮揚術の完成
ケラー 芸人魂と栄光
盗まれた空中浮揚術
「カルナック王女の人体浮揚術」
第9章 特殊効果
セント・ジョージズ・ホールと演出家
「来るべき種族」の失敗
デヴァントの「不思議なやかん」
「消える美女」
座長の賛辞
第10章 呪文
ケラーの引退と後継者
カード・マジックの神業
サーストンの知恵袋ジャレット
二人の天才の友情
第11章 ソロモン
デヴァントとセント・ジョージズ・ホール
モリットの「ロバ消し」
復活したモリットと仕掛けの謎
「美女と野獣」
解説の裏側
第12章 フーディーニ
技と原理の効果
モリットの「鏡つきの樽」
フーディーニの「中国の水牢」
ネタをばらす
「膨らむサイコロ」
フーディーニの奇抜な発案
第13章 ジェニー
ジャレット式「ゾウ消し」
マスケリン一族とデヴァントの衝突
モリットの奮闘
マスケリンの死
デヴァントの引退
消えたゾウのジェニー
賛否両論
解かれなかった謎
第14章 センセーション
衝撃的な「美女の胴体切り」
カンバスに浮き上がる名画と怪力チーズ
戦慄のグラン・ギニョール
もう一つの胴体切断術
ゴールディン版「美女をまっぷたつ」
セルビットの評価
オリジナルとヴァリエーション
女性の地位
「ぺしゃんこの美女」
過去のマジシャンたち
第15章 秘密の技を守れ
フーディーニの最期
マスケリン一族の終焉
告訴されたモリット
サーストンの最期
デヴァントの筆禍
ジャレット自家製の本
技の価値
ゾウ消しマジックの秘密
神話の誕生
第16章 アンコール
友人のファイル
謎の核心へ
導かれた結論
試作機で実験
僕と「ロバ消し」
訳者あとがき